《抜粋》
アメリカ国内の期待インフレ率は、BEI(ブレーク・イーブン・イ
ンフレーション・レート)で眺めるとおよそ2.5%前後。
すなわち、今の市場は、「今後のアメリカのインフレ率はおよそ2.
5%前後に収束してゆく」と、予測しています。
この「2.5%のインフレ予想」は、「FRBが唱えるインフレ予想
」よりは高い水準ですが、「株式市場の強気派が唱えているインフ
レ予想」よりは低い水準です。
一方、アメリカの長期金利は「超の付くウルトラ過剰流動性」がが
ぶりがぶりと飲み込んでくれているお陰で、1.60%台で安定
的に推移。
その結果、アメリカ国内の実質金利はゼロパーセントを大きく下
回ったまま、景気回復期のアメリカ経済を力強く支えています。
今後は、年内テイパリングがいくばくか懸念されるものの、20
21年のテイパリングは、もし始まったとしても、「2013年型」
のようなショックを市場に与えることは無いでしょう。
「超の付くウルトラ過剰流動性」の中では、「強い経済」と、「やや
高めのインフレ」と「株高」、「長期金利の上昇」とは、併存するの
です。
引き続き、「2021年の合言葉」は、「強い経済、インフレ、株高、
長期金利の上昇」です。
アメリカ株式市場はまだまだ上昇することでしょう。
さて、この日本でも、ワクチン接種がやっと軌道に乗りました。
日本でも、今後はワクチン接種が急速にスピードアップされてゆ
くことでしょう。
「求心力奪回」を目指す菅政権は正念場を迎えています。
東京オリンピック開催には賛否両論あるものの、おそらく開催さ
れるでしょう。
五輪終了後の9月初旬には、菅政権は「景気刺激策」を掲げて
解散総選挙へ。
日本株式市場も上昇してゆくことでしょう。
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