前回、命ぎたない政治家の話をしたが、私が日本の政治家が非科学的で命ぎたないと思うのは、処理水を海洋放出することに決めたのに、それを飲もうとするたとえば、主務大臣がいないことだ。
東京電力や資源エネルギー庁が嘘を言っていない限り、処理水というのは、汚染水から放射性物質を取り除き、浄化をしたものだ。
トリチウムだけは取り除くことができなかったことになっているが、放射能のレベルは、飲用水と同じくらいということになっている。
だったら、飲んでも平気ということである。
私がその立場なら、みんなが見ている前で堂々と1リットルくらい飲んで見せる。
それができないかた人々をいたずらに怖がらせているのだろう。
そんなことにビビっているような奴が政治家をやっているからこういう問題が解決しない。
命ぎたない人間は大臣など引き受けるべきではない。
と思っていたら、私の知り合いの人が、子どもの頃から健康にいいからラジウム水を飲んでいた話をしてくれた。
その人は物理学の素養のある人なので、「なんで飲まないんですかね?」と語っていた。
日本の場合、ジャーナリストと称する人も物理現象と化学現象の区別がつかない人が珍しくない。
ラジウムの放射線は体によくて、セシウムの放射線が体に悪いと思っている輩だ。
放射線というのは、物理現象であって化学反応ではない。
10ベクレルの放射能は、ラジウムから出たものであっても、セシウムから出たものであっても、プルトニウムから出たものであっても同じだ。
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