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スピーチコーチ・森裕喜子の「リーダーシップを磨く言葉の教室」
2021年5月30日(日)号外
「いらないことばを捨てる覚悟【メルマガ特別拡大版】」
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こんにちは。
日曜の午後、いかがお過ごしですか?
5月も、もう終わりなんですね・・・
早いなあ〜
と思いつつ、
先日21日の金曜に行ったトークライブの続きというか、拡大版というか、
書きたいと思っていたものを、号外にしてお届けしようと思います。
トークライブは毎月1回行っています。
時間はいつも、19:30からの30分間。
今回のトークテーマは「ことばをいかに捨てるか」。
「捨てる」
このことばに興味を引かれた方がかなりいらしたようで、
ライブ終了後に、
「都合で視聴できなかった、残念!」というようなお声もいただきました。
たくさんモノを所有していて、余るほどにある。
それでもどんどん増やす。
こんな物質世界では、もう「豊かさ」は実感できない。
そんな時代ですよね。
余計なものは要らない、
その代わり、本質的な「豊かさ」を知りたい。
自分自身が本当に求めているモノ、情報、考え方、ことば、生き方。
今、これを見極めるときなんだろうなと、感じています。
<ダンシャリで6割減>
今回の「捨てる」のテーマのきっかけは、GWでした。
休みの日に、衣類や所持品など、ダンシャリをしました。
6割くらい、手放しました。
減らしすぎて、あとで困るかな、とも思いましたが、
・・・全くの逆。
空間が増えて非常に快適!
なんていい眺め!
ギッシギシに服が並んでいた場所が、今はスッカスカ。
引き出しも、カラカラ。
部屋が呼吸し始めた、そんな感じがします。
住人である自分も、心、スッキリ〜。
6割減、と書きましたが、
そもそもどんどん手放していくほうなので、
マックス所持していた頃のモノの量と比較すると、
1割くらいしか残っていないと思われます。
いかに「所有していただけで役立てていなかったモノ」を持っていたか。
いかに、本当は要らないものだったモノたちが多かったのか。
そして、なんて浪費していたんだろう。とほほ。
それらを経験し、そして今回、モノを減らして、
一つ、大きな発見をしました。
よく雑誌やインテリア写真で「素敵ねえ」という雰囲気がありますよね。
いいなあ、あたしもこんな風に暮らしたい。
そう思っていた、憧れの空間。
写真やショールームで見ていたときは、
結局、高級品や広い立派な住まいでないと実現できない、と思っていました。
でも、
ちがうんだ、と今回気づいたのです。
「いいなあ」と思える空間は、
高級品が広い場所にあるから、ではなかった。
自分の生活に必要なモノを選び抜き、
それらのモノが実生活で生き生きと役目を果たしている。
それが写真に収まった姿全体が、一つの絵として素敵なのだ!とわかったのです。
一つ一つがたとえ高級品ではなくても、
自分で「そのモノの命を活かすことができている状態」であれば、
モノも、場も、輝くのです。
そうだったのか〜〜〜!
なんだか目から鱗。
これ、
きっと、
今まで散々、言語化されていることで、
私自身も読んだり聞いたりしていたことなんでしょうけれども、
実際、どうやったらそこに到達できるのか?
今回初めて体験しました。
活きたモノたちと共に暮らす空間がどれほど心地よいか。
とはいっても、まだまだこの体験ははじまったばかりですから、
これからもダンシャリで磨いていこうと思ってます。
そして!
このとき、
同時に、
わかったのです。
「これって、スピーチと同じじゃん!」
<ことばも「減らす」行為が価値を生む>
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