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津田大介の「メディアの現場」
2021.5.14(vol.439)
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──Don't lose your temper──
みなさん、こんにちは。津田大介です。
いまも「あいトリ」や「あいちトリエンナーレ」って単語で定期的にツイッターを
検索してるんですけど、それでたまたま知ったテレビドラマがあります。NHK総合で
放送されててつい先日最終回を迎えた全5回の連続ドラマ『今ここにある危機とぼく
の好感度について』です。
評価の高かったNHK連続テレビ小説『カーネーション』で脚本を担当した渡辺あやさ
んのオリジナル脚本ドラマ。主人公は大学広報に転職した元テレビ局のアナウンサー。
彼が大学で起きる研究不正疑惑やイベントの炎上などここ数年起きたさまざまな社
会現象とリンクする出来事に直面し、それをどう乗り切っていくのかを描く軽いタッ
チの風刺・社会派ドラマですね。これの第3話の前半のエピソードがほぼあいトリ騒
動でした(ドラマでは電凸問題とかは割とすぐ解決しちゃうので、もちろん現実と
はまったく違う展開になるわけですけど)。ツイッター見てたら第3話があいトリ騒
動を戯画的に取り込んで描いているという感想があったので、自宅にある全録レコー
ダーで保存して見ました。おもしろかったです。自分が期待したほどではなかった
ですけど、適度に皮肉効いててよかったです。
自分にしかわからないポイントとしては、主人公が仕える大学の学長が日本外国特
派員協会で記者会見をするんですが、これが本物の日本外国特派員協会を使ってる
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