おそらくこれが最後のショット。
日記にはこうあります:
5発の Squibs.
体の中に線(ワイヤー)がひかれる。
数歩で倒れる。(倒れる)ラインを引いてくれて、
クルー全員が何度も説明してくれた。
クリントも。
倒れたら、顔を伏せたままに。爆発があるから。
Squibs とは、
弾着(撃たれた箇所から血が噴き出す仕掛け。『オルタード・カーボン』でも
死ぬ時にも使われた、あれです!)のこと。
これが上着の中にセットされます。
倒れ込んだすぐ頭の先で、(大久保の手から離れた手榴弾により)地面が爆発するという
ストーリー通りの仕掛けも準備された。
こういうショットは、
俳優の身に危険が及ぶので、”スタント” と見なされます。
この時、
初老のスタント・コーディネーターの方が、僕のところにやってきてこう言いました。
(この時は、”結構、年齢の高いコーディネーターだなぁ、、、” と正直思いつつ。
ちなみに191cm の長身)
「どうだ?これを自分でやるのは comfortable(快適で問題ない)か?
もし、嫌だったら、君の代役のスタントマンがいるからね」
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