MOTO教授の榊原です。
それでは、「PART2」の後半をお届けいたします。
1-3節 今や、60歳で辞めることこそが、「ヤンリタ」
(1) 「ヤンリタ」について
私が青山学院大学に移籍した頃(2004年頃)に、「ヤン
リタ」という言葉と概念が日本でも流行りました。その
流行の原点にあるのは、たぶんロバート・キヨサキ氏の
生き方なのだろうと思います。ロバート・キヨサキ氏は
日系アメリカ人で、2000年に「金持ち父さん 貧乏父さん」
という本を上梓し、世界的なミリオンセラーになった
ことで、知る人ぞ知る文筆家・不動産投資家です。
ロバート・キヨサキ氏自身は、47歳まで働き、充分な資産
を獲得してヤンリタしたそうです。(ロバート・キヨサキ
氏自身は、「リタイアするのが47歳では遅すぎた」と
述べており、「ヤンリタ」という場合、その主な年代は
30代半ば~40代前半くらいのようです。)
それから、日本にも少しずつヤンリタに憧れる人が
増えていったようです。そして2004年10月に、ヒロ・
ナカジマ氏という純粋な日本人のかたが上梓した
「ハワイ プチ富豪の成功法則」(アスコム刊)という
本が数万部のベストセラーとなり、私もそれを読みました。
ヒロ・ナカジマ氏は27歳で130万円を元手にビジネスを
起こして、7年で資産を2億円にしてヤンリタしたそう
です。私は当時43歳だったのでスタートが16年も遅いな、
と思いましたが、7年後の50歳ででもいいのでヤンリタ
できればいいなと当時、漠然と思ったことを覚えています。
(その思いは、ちょうど50歳の頃に成就しましたが、
その時は仕事を辞めませんでした。)
2004年の冬に、ヒロ・ナカジマ氏の講演会が東京・渋谷
で1回だけ開かれたことがあり、参加したこともあります。
その当時、ヒロ・ナカジマ氏とはメールで1~2度
やりとりしたことがありますが、とても優しい感じの
人柄のかたでした。
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