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セクシー心理学GOLD 2021-06-02
第673曲
何より心を動かすのはエピソード!
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こんにちは。ゆうきゆうです!
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、こんな話をお届けいたします。
◆ 激しく説得する禁断の手法。
あなたは誰かを説得するのが得意でしょうか?
それともあまり得意ではなかったりしますでしょうか?
今回はそんなあなたに、相手を劇的に説得する手段について教えていきましょ
う。
◆ どんな主張より強いのは?
実はアメリカのカーディフ大学の心理学者、ローズ・トンプソンは、こんな実
験を行いました。
まず被験者をAとBの2グループに分けて、Aには「友情を大切にするべき」
という主張をそのまま聞かせました。
そしBには、「少年と飼い犬の友情エピソード」を聞かせました。
そしてその上で、AとBそれぞれに「友情はどれくらい大切ですか?」と聞い
たのです。
すると、そのまま主張をしたAに比べて、エピソードを聞かせたBの方が、明
らかに被験者たちがその主張に納得・同意していることが分かりました。
すなわち人間は、何かの主張をそのまま伝えられるよりも、一つのエピソード
を伝えられた方が、よりその主張にたいして納得しやすくなるのです。
このような手法を特別に「エピソード説得」と言います。
◆ 童話こそが子供を変える。
実際に「童話」を思い出してみましょう。
たとえば
「知らない人からもらったものを食べてはいけないよ」
なんて言われるより、白雪姫の
「毒リンゴを食べて死んでしまう」
というエピソードを聞かされた方が、ずっとインパクトが強く記憶に残ります。
または童話の中でも、イソップ童話は、動物や虫などがたくさん出てきて、よ
り教訓的な意味合いが強かったりします。
やはり「頑張って働かないとダメだよ」と言われるより、
「アリとキリギリス」
の話を聞かされた方が、子供たちはより強く説得されることでしょう。
人間、ついつい「エピソード」によって気持ちが大きく動かされるのです。
◆ エピソードを積極的に伝えよう。
よってあなたがホームページの制作を担当しており、何かの商品を売りたいと
思うのなら、ただ単にその商品の特徴を列挙するだけではいけません。
「今なら○割引き!」
「買っていただけたらこんなサービスが!」
「この商品でこんなトクが!」
このようにいくら繰り返しても、見ている人の心にはそこまで響きません。
それよりも、
「この商品は、10年前の社長が、苦しみの中で生み出しました」
などの見出しでも書けば、多くの人が
「えっ、何!?」
と興味を引かれるはずです。
そこでたとえば
「当時、社長は世界的な恐慌で、食べるもの一つ買うことができず苦しんでい
ました。
飢えている妻や子供を、少しでもお腹いっぱいにさせてあげたい…!
そんな思いから生まれたのが、この奇跡の食品なのです…!」
などのように続けていけば、やはりたくさんの人が気持ち動かされ、
「それなら購入してみてもいいかな…」
なんて思うかもしれません。
このように人間は、エピソードやストーリーに弱いのです。
よって重ねて、あなたが何かを売りたいのなら、そこに隠れた「エピソード」
を掘り起こして、分かりやすい形で語ること。
長すぎても人は疲れてしまいますので、とにかく簡潔かつ心に響くように記載
してみましょう。
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