にっぽんチャチャチャ

ドクター畑地の診察室92.2021.6.6. 現役呼吸器内科、総合内科専門医 畑地治です。 世の中に「○○飲んだらすべての病気が治った」「○○制限食をとったらすべての人が健康になる」等、出鱈目情報が溢れています。現代医療の特徴は精密医療で万人に効くような治療はありません。治療方法は個人によって全く違います！おそらく日本で一番多くの呼吸器疾患患者（肺癌、喘息、COPD、肺炎など）を診療する専門医が、最先端の精密医療を解説＆ネットでは出し辛い医療や治療の裏側も配信！ https://zipangu-management.co.jp/culture_000/hataji/ 三重県出身　自治医科大学卒業後、僻地診療、三重大学勤務を経て、呼吸器内科医師となる 現在、松阪市民病院統括副院長兼呼吸器センター長 診療の傍らFM三重で「肺、おさむに聴け！radioを聴いてらんらんらん（lung lung lung）」という毎週月曜日放送の番組を担当 https://fmmie.jp/program/getsumoku/hiosamu.php ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ にっぽんチャチャチャ 唐突ですが、私は日本が大好きです。COVID-19パンデミック以前、毎年当院の大忘年会にそれぞれ出し物をするのですが、私はみんなの前で“君が代”をソロで歌っています。中には目をしかめる人もいます。しかし、普段あまり話したことがない某科の先生から“良くやった”と言われたり、当科の若い先生たちが、私と一緒に盛り上がってくれると大変嬉しく感じます。また、オリンピックで日本人が金メダルを取って“君が代”が流れると、なぜか涙が出ます。 昔から私はカラオケに行った時、先輩と行こうが後輩と行こうがエンディング曲は私が歌う“我は海の子”と決まっていました。私が生まれたのは昭和４１年、終戦から２０年経った時で、まだ大東亜戦争の影響が色濃く残っていました。小さい時には祖父母から戦時中の話を聞いて育ち、いかに日本が頑張って世界を相手に戦ってきたかを聞きながら育った私としては“我は海の子”の最終フレーズである“いで軍艦に乗り組みて、我は護らん海の国”のフレーズを聞くたびに胸にジーンとくるものがあります。もちろん戦争賛美するわけではありません。しかし何もなかったにもかかわらず、世界を相手に1歩も引かずに戦った気概は大切だと思うわけです。