メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

第193号.なぜ共済年金は終わらせる方向に向かなければならなかったのか。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
こんばんは! 年金アドバイザーのhirokiです。 年金記録を見る時は多くの人は厚生年金と国民年金記録なのですが、共済組合の期間だった人ももちろんいます。 共済組合に加入してた人は公務員だった人ですね。 公務員とサラリーマンは加入してる制度が異なっており、給付も計算式も異なるものでした。 そもそも共済は公務員独自の福利厚生としてのものでしたが、昭和36年4月に国民年金が始まった時に、国民年金と厚生年金と共済組合の期間を合わせて25年以上あったら年金の受給権を獲得できるようにしませんか?という事になりました(厚生省のほうから共済に提案)。 そのように繋ぎ合わせないと国民年金は国民年金として25年以上無いと貰えないし、厚生年金はちゃんと20年以上厚年期間が無いと厚生年金貰えないし、共済年金も共済が20年無ければ貰えないものでした。 もし、会社を20年未満で途中で退職して、国民年金に加入すると国民年金独自で25年加入を目指す事になる。 だからバラバラの制度の期間を繋ぎ合わせて、20年もしくは25年を見ましょうという事が昭和36年4月から始まりました。 この時から公務員の福利厚生としての共済が公的年金の色を強めていくようになります。 さて、よく公務員は高い年金を貰っているというような事が言われてましたが、現在は特別そんなに差があるわけではありません。 残る特徴というのは共済の年金にちょっと上乗せされる職域加算とか独自の退職給付くらいでしょうか。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
  • まぐまぐにて公的年金に特化したメルマガ。 制度の仕組み、年金計算の流れ、年金の歴史、考え方、年金と関連して把握しておかなければならない社会の出来事など幅広く主に事例形式で考察していきます。 年金はその時だけの制度を見ればいいものではなく、様々な事が複雑に絡み合っています。 このメルマガを読んでいれば自然と年金に対する理解を得る事が可能です。 高齢者から子供まで全国民の生活に直結する年金制度を一緒に考えていきましょう。 ※まぐまぐ大賞3年連続受賞 ・2020知識ノウハウ部門4位 ・2021語学資格部門2位 ・2022語学資格部門1位
  • 770円 / 月(税込)
  • 毎週 水曜日