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半年で急変! G7包囲網の習近平、消える台湾「核心的利益」

勝又壽良の経済時評
  • 2021/06/10
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米国を甘く見る中国の陥穽 台湾問題が急浮上した背景 米同盟国が中国へ対峙する 人権問題で自滅の運命辿る 中国外交は、硬直化している。トランプ政権時代、米国の社会的な混乱を見て、「米弱体化」という結論を出し一挙に戦いを挑む青写真を描いた。つまり、西側諸国の政党政治、選挙制度よりも、中国共産党が全てを決める政治制度が優れている、と錯覚したのだ。 民主政治は、結論を出すまで甲論乙駁で意見がなかなかまとまらないものである。だが、方向が決まれば協力するのが特色だ。米国は、第一次・第二次の世界大戦で参戦忌避のムードが高かった。第一次世界大戦では、米国がドイツの無制限潜水艦作戦再開により断交し、1917年に参戦した。 第二次世界大戦では、日本の真珠湾奇襲攻撃がきっかけである。ただ、米国は日本軍の暗号電報を事前に解読し、真珠湾攻撃を知っていたという学術研究がある。だから、真珠湾から空母をすべて避難させ、総反撃に備えていた。事実、米海軍は7ヶ月後のミッドウェー海戦において、日本の連合艦隊を壊滅に追込んだ。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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