無視できなくなったコモディティ価格高騰
「眠りから覚めるインフレの文字」
久しく忘れられていたインフレの文字が、ここへきて眠りから覚めようとしています。2%のインフレ目標達成に汲々としてきた主要国ですが、米国の消費者物価は4月に前年比4.2%の上昇と、12年半ぶりの高い上昇となった後、5月は5.0%の上昇と加速し、インフレ目標を大きく上回りました。コアでも3.8%の上昇と、29年ぶりの大幅上昇となりました。
一方、中国の生産者物価(PPI)は5月に前月比1.6%、前年比9.0%の上昇と、こちらは約13年ぶりの高い上昇となりました。そして日本でも5月の国内企業物価が、前月比0.7%、前年比4.9%の上昇となりました。昨年春が新型コロナ・ショックで物価が下落したこともありますが、日本の国内企業物価はこの半年の上昇率が年率8%に達しています。
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