『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!
VOL.317 / 全国『うつヌケ温泉』探訪記(17)奥蓼科温泉郷『渋御殿湯』
2021年6月16日発行
今週の目次
1.コラム~うつうつ湯避行 = 引きこもり生活も3週間が過ぎた
2.今週の“一湯”両断!= 全国『うつヌケ温泉』探訪記(17)『渋御殿湯』
3.読者からのおたよりコーナー = 湯村温泉で飲み会のご提案
4.ただいま仕事中! & 発刊済みの仕事一覧
**質問を大募集!**
1.コラム~うつうつ湯避行 #317
「引きこもり生活も3週間が過ぎた」
先週に一度平熱前後に戻ったのだが、再び37度前後の微熱が復活してしまった。 血液検査もしたのだが、炎症反応の数値も白血球数も正常値で、新型コロナでないことはもちろん、潰瘍性大腸炎由来の発熱とも違うようだ。
で、内科および精神科の所見では、どうやらストレスからくる自律神経失調症ではなかろうか、というものだった。 約3週間もの間、自宅事務所に引きこもり、出かけるのは病院とスーパーだけ、というのはまことに厳しい状態であることは間違いない。 こんな時にこそ温泉で療養したいのだが、それをためらわせる微熱と全身倦怠感、筋肉痛で、思い切れないでいる。
かくいう本日も、このメルマガの配信が終わったら、整形外科と睡眠時無呼吸症候群の病院へ行かねばならない。 待ち時間がどうにも無駄で嫌になる。 お金ばかりがかかり、雀の涙ほどの貯金もどんどん減っていく。 これもストレスの原因であることは間違いない。
それでも今月は取材の予定が2本あるので、少しは気分転換になるといいのだが、その前に体調を整えたいところである。 みなさんも体調にはくれぐれもご留意の上、元気にお過ごしください。
というわけで、今号もよろしくお願いします。
2.今週の“一湯”両断!
「全国『うつヌケ温泉』探訪記(17)奥蓼科温泉郷『渋御殿湯』」
今号の「全国『うつヌケ温泉』探訪記(17)」は、以前も少し紹介した奥蓼科温泉郷の一湯、『渋御殿湯』をご紹介したい。
奥蓼科温泉郷では、もうかなり昔、『明治温泉』と『渋辰野館』へ行って、帰りに茅野駅に出たら、キオスクで派手な前垂れがあって、この日が松本サリン事件の翌日だったことを覚えている。
この取材の際に、今回ご紹介する『渋御殿湯』にも入ったと記憶しているのだが、これほどの名湯だと思った記憶がない。 おそらく日帰り温泉は「西の湯」にしか入浴できないので、そのような感想だったのだろう。
しかし今回泊まってみて、はっきり言ってしまうと、関東周辺地区の硫黄炭酸泉ではナンバーワンと言ってもいいほどのものすごい湯だった。
しかも、1泊2食1万円以下である。 実にリーズナブルで、のちに紹介するように、値段に比して飯はかなりまとも。 施設も不潔感はまったくなく、これでいいのか、と思ってしまうほどである。 さっそく施設をご案内しよう。
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