札幌に出没したクマが駆除されて可哀想という声が続いているとのことだ。
精神障害者が妄想などのために人を殺した際に、ちゃんと死刑にしろという声が続く国というのに。裁判で、責任能力ありとされて、死刑になった場合などは、可哀想という声はほぼ皆無だ。
日本の場合、精神障害者はクマ以下の存在のようだ。(アメリカでは黒人はクマ以下ということになって撃ち殺されるのだろうが)
だから、精神科に行くのをためらう人が増えて、自殺もまだ年間2万人出ている。
自分は精神科にかかるような病気に絶対ならないと素直に信じられる人の脳天気さにはあきれてしまう。
今週はニュースのネタがないのか、このクマで騒ぎ続けていたが、やっと緊急事態宣言が解除になった。
しかしながら、大阪でも東京でも7時までしかお酒は出ないし、8時に店がしまり、90分しか店にいられないとか、二人までというような余計なルールが付け加えられた。
これで、医療従事者が残業すると温かい食事が食べられない現状が変わらないことが確定した。
それ以上に、今回の決定は人間の心理を無視している。
7時で店を追い出されて、家で一人のみをすれば、アルコール依存症に陥るリスクが高まるのは何度も書いたことだ。
二人までというルールは、恋人や親友がいる人ならいいだろうが、通常の職場の憂さを晴らすとか、愚痴をこぼすのには、適当なものと言えない。
精神科の世界では、自助グループの効能がどんどん評価を上げている。
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