いよいよ東京都議会議員選挙が6月25日に告示される。
4年前は小池旋風が吹き荒れた選挙戦となり、自民党が半減する一方、都民ファーストが過半数に迫る大躍進となった。
とはいえ、都民ファースト単独では過半数を取れなかったため、公明党と連立して「小池与党」を形成した。
しかし、その後、例の「排除します」発言によって小池都知事は失速。 都民ファーストも分裂を繰り返した。
いまや小池都知事は自民党に軸足を移し、都民ファーストを見放そうとしている。 すでに東京の公明党は都民ファーストとの連携を解消し、自民党東京都連と連立することに合意して、選挙戦を有利に進めている。
選挙後を考えると、小池都知事は自公に軸足を移さざるを得ないというのが実態だ。
東京都議選は「自民復活、立憲・共産躍進、都民ファ激減」となる、というのが現在の予想である。
自民党の世論調査によると、議席数は以下のとおりだ。 (左が現有議席数、右が今回の予想議席数)
自民 25→51
公明 23→16
維新 1 → 1
国民 0 → 0
都民ファ 46→13
立憲 8 →22
共産 18→22
無所属 5→ 2
私はこの調査結果は公明党に弱く出ているので正確性に欠けると思っている。 公明党が7議席も減らすことは絶対にない。
以下、自民党の世論調査を加味して選挙区情勢をお伝えしたい。 主要候補者のみの提示とする。
【千代田区(1)】
優勢 内田直之(自民)
苦戦 富田直樹(共産)
【中央区(1)】
優勢 石島秀起(自民)
苦戦 池辺愛(都民ファ)……(メルマガでは全選挙区の情勢を報告しています)
※本メルマガでは、メインコラムに加え、筆者独自の視点によるニュース分析や筆者の周辺で起きた出来事を、日記スタイルで掲載しています。今週掲載分から、とある1日分を掲載します。
6月15日 火曜日
内閣不信任決議案が否決され国会の延長もなくなった。 報道では「9月解散で調整へ」と報じられている。 常識的にはパラリンピック終了後の9月5日以降に臨時国会を召集し、経済対策をぶち上げてから解散となる。
しかし、私はそれでもまだ任期満了の線があると思っている。
国民全員が1回目のワクチンを打ち終わるという目標を菅総理は11月ごろを目途としている。 任期満了選挙で11月28日投票が一番遅い投票日となるが、そこに照準を合わせると感染者数が劇的に減っているときに投票日を迎えることとなる。
菅総理はかつて麻生政権の時に任期満了に近いところまで引っ張った張本人である。 ぎりぎりまで延ばして支持率の回復を図るのではないのだろうか。 もちろんそのためには総裁選を先に行わなければいけなくなるので、リスクはあるが。
☆早稲田大学時代に所属していたサークル早稲田大学鵬志会の同級生M君と後輩のS新聞社Y君と久しぶりに懇談。 鵬志会は、私が所属していたころは誰も知らないサークルだった。 しかし、いまや早稲田を代表するサークルの一つになっているそうだ。 30年を経過して歴史を積んだ成果なのだろう。 後輩諸君にも政界を目指して頑張ってほしい。
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