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120回 すべては選挙のため

和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
小池百合子東京都知事が過労のため静養したという。 27日までということだが、これが伸びるようなら、ある疑念が生じる。 要するに仮病ということだ。 検査のために入院したらしいが、こういう職業の人は都合が悪くなると入院できる病院がいくらでもあるようだ。 検査の結果、さらに2週間休養となるような気がしてならない。 一つは東京都議選だ。 これは25日公示、7月4日投開票だ。 小池氏の静養が伸びれば、これにかかわることはできなくなるが、それが目当てのように思えてならない。 次の選挙を見据えてとか、オリンピックを成功させて国政復帰とかいうシナリオを考えた際に、自民党や公明党とケンカはしたくないだろう。 しかし、都民ファーストという政党も自分が作った手前、また彼らが何人当選するかで、自分の影響力や資金力に影響するので、見殺しにはできない。 どちらを応援しても禍根を残すので、逃げたいという心理が働くのは十分あり得ることだ。 仮病でなくても、心因的に体調が悪くなることは十分考えられる。 27日から公務に復帰するにしても、体調が悪いから選挙応援はしないということに落ち着きそうに思えてならない。 もう一つは、オリンピックにまつわる重要決定を避けるということだ。 かなり高齢者にワクチン接種が進んでも、感染者が増えるとマスコミが大騒ぎする状況は変わっていない。重症者数や死者数が増えていないからいいじゃないかという話にならない。 自粛疲れと緊急事態宣言の解除もあって、人流や会食は確実に増えている。 そして、予想通り感染者は増えている。 私は後述の理由で無観客開催になると見ているが、小池氏は、無観客の要請を避けたいのだろう。本当はそのほうが人気が出るのだが。 これを避けるためなら、やはり2週間の静養が必要だ。 ただ、過密なスケジュールは確かなので、休むことで人気が上がったようだ。

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  • 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
  • 世の中のいろいろなことにたった一つしかないと考え、それを信じ込むことは、前頭葉の老化を進め、脳に悪い。 また、それが行き詰った時に鬱になるというメンタルヘルスにも問題を生じる。 ところが日本では、テレビでもラジオでも、○○はいい、××は悪いと正解を求め、一方向性のオンパレードである。 そこで、私は、世間の人の言わない、別の考え方を提示して、考えるヒントを少しでも増やし、脳の老化予防、メンタルヘルス、頭の柔軟性を少しでもましになるように、テレビやラジオで言えない暴論も含めて、私の考える正解、私の本音を提供し続けていきたいと思う。 質問、相談、書いてほしいテーマ等、随時受付。
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