中国経済にドル高の追い打ち
これまでの債務膨張を受け、政府が今年に入って慎重な金融政策をとっているために景気減速を見せている中国。ここに米国の金融緩和策修正の動きが追い打ちをかけようとしています。中国では貸出の他、社債、信託、株式調達も含めた「社会融資総量」が、前年の影響で2月に増加した以外は、今年になって減少を続けています。直近3か月では前年比35%から40%の大幅減となっています。
政府によるこの慎重な金融政策もあって、今年に入ってからの中国景気はすでに減速を見せています。1-3月のGDPも前期比で見ればすでに頭打ちで、生産やPMIなどの指標も陰りを見せるようになりました。そこへ、米国のバイデン政権が金融政策を利用して中国に攻撃を仕掛けようとしている可能性があります。
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