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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』
第435号2021.6.22配信分
●この先パーソナルモビリティがどう動くか?私の最大の興味はここにある
クルマの魅力はランダムアクセスにある。思い立った時に、即座に高速移動
の欲求を満たせる。運転免許取得から51年。『Freedom of Mobility』こそが
その最大価値であるとの私の見方はいささかも揺るぎない。
もちろん、18歳の洟垂れ小僧にかかる真理に迫る考えなど持ちようもない。
さしたる人生経験もなく、身を以て得る知識も多くない。。知力に体力が優り、
エネルギー過多によるほとばしる衝動が常に行動に直結していた。
今から半世紀も前にモーターレーシングを志した。庶民の子が「なんとまあ
大それたことを!」だが、若さは馬鹿さ。一度火がついたら止まらない。現在
のように情報が過密なほど豊富で、スマホであらゆることが検索にできる情報
化時代だったら、果たして私はレース挑戦に目が向いただろうか。
まだ65歳以上の高齢者が731万人(総人口1億372万人の7%。2020年1月現
在の1億2427万1318人に占める65歳以上は3617万人:28.7%と4倍)しかいな
い右肩上がりの時代。当時のサラリーマンは55歳で定年を迎えた。現在69の私
などは老後の余生を生きるバリバリの高齢者だが、振り返ってみると70以上の
年寄りはそんなに多くはいなかった。
それはともかく、情報が限られたからこそその気になれた。データが溢れて
いたら振り回され夢物語に終わったに違いない。その意味では"運が良かった"
ということだろうか。知らぬが仏というが、だからこそ出たとこ勝負の連続で
ここまで来た私のキャリアがある。
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