「Xファイル」の存在臭わす
作り話を蒔いた与党代表の罪
ユン氏と対立した元法務長官
「86世代」は引退の時期へ
韓国は、とても近代化した社会とは言いがたい。噂が、大手を振って歩く社会であるからだ。この最も醜い姿が、来年3月の大統領選を前にしてすでに始まっている。与野党の正式な候補者は、それぞれの党大会(9~11月)で決定される。この前哨戦が、アングラ情報を使って始まっているのだ。陰湿である。ブレーキが利かない社会である。
与党「共に民主党」からは、2人の首相経験者や現職知事、それに前法務部長官らが名乗り上げている。最大野党「国民の力」は、有力候補者がいないとされている。そこで、前検察総長の尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏を担ぎ出す動きが強まっている。
与党は、ユン氏が「国民の力」から立候補すれば、これまでの文政権とユン氏の衝突経緯もあって、「最強の対立候補」へ踊り出ることが確実だ。それだけに、ユン氏が正式に立候補しない前から、人身攻撃を始める醜い姿をさらしている。これも宗族社会の名残を見せている結果であろう。対立する宗族の悪口を言いふらす構図なのだ。反日騒動も、この延長でありやりきれなさを感じる。
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