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121回 おもてなしはどこにいく

和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
先週、予想したように小池都知事の静養が延期になり、リモートで会議には出るが選挙の応援はしないことになった。 ペットロス報道や過労報道が市民の同情を買っているがプロの目は厳しい。 私の知り合いの女性キャスターはリモートで映るときにわざと化粧を薄くしていることに注目していた。 犬好きの人はペットロスを利用するのはずるいと言っていた。 もう一方で、五輪の無観客宣言をして人気取りをするのではという憶測もあったが、いろいろな責任を取らされることを考えて、それも避けたいのだろう。 私にはそういう人間に思えて仕方ない。 そして、私の予想通り、菅首相が突然、「国民のために無観客」という緊急記者会見を行い、人気が急上昇というのも現実味を帯びてきた。 政治家がどう動くかというのは、記者歴が長い人や政治評論家がコメンテーターに使われるが、その心理を予測する方が、かえって当たるような気がする。 しかしながら、そういう観点のコメンテーターを使うテレビ局はない。 当たるか当たらないかより、もっともらしいことをもっともらしい人に言わせる娯楽番組と化しているのだろう。 それがコロナ禍を生んだとしか思えない。

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  • 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
  • 世の中のいろいろなことにたった一つしかないと考え、それを信じ込むことは、前頭葉の老化を進め、脳に悪い。 また、それが行き詰った時に鬱になるというメンタルヘルスにも問題を生じる。 ところが日本では、テレビでもラジオでも、○○はいい、××は悪いと正解を求め、一方向性のオンパレードである。 そこで、私は、世間の人の言わない、別の考え方を提示して、考えるヒントを少しでも増やし、脳の老化予防、メンタルヘルス、頭の柔軟性を少しでもましになるように、テレビやラジオで言えない暴論も含めて、私の考える正解、私の本音を提供し続けていきたいと思う。 質問、相談、書いてほしいテーマ等、随時受付。
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