今週のざっくばらん
Windows 11
先週、Microsoft がWindows 11を発表しました(発売は今年の年末だそうです)。
Windows 10 からの違いを簡単にまとめると、刷新されたユーザー・インターフェイスチャットアプリTeamsの統合充実したアプリストアAndroid アプリのサポート
となります。
Microsoftは Windows 10 を発表した2015年に "Windows as a Service" のビジョンを発表し、Windows 10 を進化し続けることにより、「Windows 10 が最後の Windows になる」とまで宣言しましたが(Windows forever: Windows 10 builds will continue even after Microsoft ships it)、その方針を大きく変えたことを意味します。
違いを見る限り、Windwos 10 を進化させるだけでも出来そうなことばかりで、これまで発表された情報からだけでは、なぜ(Windows 10 を進化させるだけでなく)新しい Windows にする必要があるのかは不明です。
そこで今週は、その背景にある理由について、私なりに考えてみたいと思います。
OSのシェアなどを調べるのには、StatCounterというサイトが便利なので、まずはパソコンのOSの世界市場でのシェアを調べています。
過去12年間で、徐々に MacOS にシェアを奪われつつありますが、それほど危機的な状況には見えません。ChromeOS の影響も微々たるものです。
しかし、市場を米国市場に限定して調べると、少し様子が違います。ChromeOS が着実にシェアを延びつつあり、その影響を受けて Windows のシェアの下降のスピードが加速しているのです。これは教育市場で特に顕著であり、この傾向は今後も続くと私は見ています。
スマートフォンに関しては、Android が売上では8割を占めますが、シェア20%の Apple が着実に利益を上げており、ここに Microsoft の出番はありません。
興味深いのがタブレットのマーケットで、一人勝ちのApple から徐々に Android がシェアを奪いつつあります。
タブレットに関しては、Microsoft はタブレット専用のOSを作らずに、Windows タブレットをサポートする形になっているために、こんな形になっています。
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