《抜粋》
アメリカ国内の財務省証券などの短期資金市場で、「大挙して巨大
マネーがゆっくりと逃避行動を開始した!!!」という恐ろしい
出来事が始まっています。
6月のFOMCでFRBは「リバースレポ・ファシリティー」に0.
05%の付利を付けることを決定しました。
すうると、どうでしょう!!!
このファシリティーに、数千億規模でマネーが短期資金市場から
逃避してきているのです!!!
ビットコインなどのピンスポット・バブルが崩壊し始めたこと、
アメリカ経済の成長は第二四半期で頂点を打ってしまっているこ
と、アメリカが「集団免疫」の形成に失敗しそうなことなども、
影響していることでしょう。
さらには、「テイパリング近し」ということで、短期金利の上昇(短
期国債の価格下落)も当面の懸念材料でしょう。
結果、巨大マネーの運用先に困っている投資銀行がそのじゃぶじ
ゃぶマネーを「わずか0.05%の付利」を目当てにこのファシリ
ティーへと資金移動しているというのです!!!
利にさとい金融のプロフェッショナルたちが、確実だとは言え、
リスクテイクを控えて、わずか0.05%の付利を目当てに、毎日
数千億ドル規模で資金移動しているというのは、本当に驚愕すべ
き事実です。とても恐ろしいことです。
この「ファシリティーへの資金の大移動」は、これは事実上の「民
間の力を借りた不胎化政策」、あるいは「パウエルFRBが、市場
でどの程度のマネーがあり余っているかは,市場メカニズムを利
用して、民間の投資銀行に決めさせる奇策に打って出たというこ
と」でしょう。
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