メルカリの上方修正は、どの事業の好調さが要因なのか?
私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeの方も多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間が無い」というお声を多数いただいています。
この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。
今回の決算の印象は?
ーー(伊佐山真里)皆さんこんにちは。今回は、メルカリの2021年第3四半期の決算をシバタさんと一緒に読んでいきます。
ーーまず、今回の結果を見ていきましょう。連結での売上成長率はYoY+41%で286億円、営業損益が+1億円と、Q1Q2に続いて黒字となっていました。
ーーメルカリJP、メルペイ、メルカリUS、全ての事業が好調だなという印象を受けたのですが、シバタさんの今回の全体的な印象はいかがでしたか。
(シバタナオキ)全部が3つとも好調かというと疑問符が付きます。まず連結で、YoY+41%の成長というのは、そこそこ良いペースです。
多分黒字にすることを決めて、コミットしてやっているのだと思いますが、黒字になっているのもすごいです。
「そこそこ良い」の理由としては、やはりコロナ禍で他のコマース系の企業はすごい追い風で成長しています。
そんな中で、41%という数字は決して悪い数字ではないですが、規模感が楽天ほどではありません。
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