メールマガジン・まぐまぐ137号
人は「モノ」に名前を付けます。
人間の赤ん坊にももちろん、ペットとして飼う生き物に対して名前を付けることは、誰しもが一番最初にすることではないでしょうか?
動物や人間以外にも、自分の所有物であるという証に、名前を付けるものです。
この前、映画を見ていてあるセリフが刺さりました。
その映画での主人公の仕事は、貨物船に乗せられた動物たちの管理することでした。
映画自体は動物がメインのものではありませんでしたが、その映画の中で一人の男の子が、ケージに入れられている多くの動物たちに「名前はないのか?」という質問をしました。
主人公は「名前を付けると家族になってしまう」という理由で、動物たちに名前はつけていないと答えていました。
前置きはさておき、私のメールマガジン読者にも「ドッグマニュアル」を読まれた方はいらっしゃると思いますが、
そこで私が言っていることがあります。
度々、メルマガにも書いていることですけど、犬を飼った場合、あなたの犬には「2つの顔」があることを知識として
頭に入れている方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
犬を飼った時、まだその犬に名前をつけていない状態だとしたら、まだその犬は「家族の一員」ではないでしょ?
仔犬を飼う、保護犬を譲渡する、犬を家に招き入れる形式は人それぞれですが、まず犬に名前を付けてから飼い始めますよね?
そして、人は犬と生活を共にする上で、名前を使います。時間が経つにつれて愛着、愛情が湧き出てきて、
やっと「家族の一員」と認可するようになります。
この過程で問題を作ってしまう人と、そうでない人が分かれます。
多くの方で犬に困る問題を持っている方は、犬を擬人化するのです。
家族ですから、人間同様に言葉を使い、愛情を示します。それは間違っていることではありません。
自分の犬を家族の一員、我が子として大事にすることは当たり前のことです。
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