「紅二代」期待担う習近平
毛沢東は成功モデルでない
低い技術レベルが致命傷へ
4大要因が中華の夢を砕く
中国の歴史を振り返った時、中国共産党100年が最も華やかな時代であったと思われるであろう。だが、天安門前広場で繰り広げられた記念式典は、そういう不吉な影を全て振り払う雰囲気であった。
習近平総書記(国家主席)は祝賀式典の演説で、「中華民族は偉大な復興に向けて止められないペースで前進している」と訴えた。米国との主役交代が差し迫り、不可避であることを伝えようと懸命だったのである。
戦時中の日本も1940年、「大東亜共栄圏」構想を打ち上げていた。アジアから欧米勢力を排除して、日本を盟主とする満州・中国及び東南アジア諸民族の共存共栄と説いたものだ。この大構想は、太平洋戦争の敗戦で瓦解した。
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