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【なぜ国債金利が乱高下しているのか?SLRが関係】毎日5分!経済英語NEWS!

毎日5分!経済英語NEWS!(解説付き)
おはようございます。 八木翼です。 米国債が乱高下していますね。 この背後には、「銀行が国債を売っている」という事実があります。 最近は、国債金利が3月の1.6%から1.3%程度まで下落しています。 SLRというのはSupplementary Leverage Ratioの略で、補完的レバレッジレイティオです。 これが何を意味するのかというと、銀行は自己資本に対して、いくらまで借入できるか?という割合を決めたものです。 例えば、100万円が自己資本(ティア1と呼ばれます。資本金、法定準備金、利益剰余金、などです。)だったとしましょう。 「3倍までは借金して良いよ。」という場合、その「3倍」がSLRです。 この「借金」とは何かというと、みなさんが口座にお金を預けると、銀行はみなさんから短期的にいつでも返しますという条件で、借金をしたことになります。 今はコロナ給付金などでお金が溢れかえっているので、みなさん銀行に預金するわけですが、そうなると銀行はいっぱい借金することになるわけです。 そうなれば、当然、銀行はキャッシュを増やす必要があります。 コロナ時は、SLRの計算から米国債が除外されることとなっていました。 つまり、米国債については、「借金をして購入したものとしてカウントしない。」としていたわけです。すると、当然、みんなのお金を国債購入に費やせば、ノーリスクで儲けることができます。 しかし、それが3月に撤回され、「米国債購入は投資と一緒。上限の適用対象となる。」となりました。 先ほどの例で行くと、資本金が100万円、借入金が200万円そのお金を全額300万円分、国債に投資していたとしましょう。

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