メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

貞子第二メルマガ:この夏「FRBのテイパリング」か?それともFRBに代わって「民間版テイパリング」が起こるのか?

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2021/07/16
    • シェアする
週明け13日発表の「アメリカの6月の消費者物価指数(CPI)」 は、前年同月比で総合では5.4%、コアでは4.5%の上昇と、 市場予想を大きく上回るものでした! さらにさらに、翌日14日発表の「アメリカの6月の生産者物価 指数(PPI)」は、もっと驚くべき上昇率でした! おそらく8月のCPIは総合では6~7%の上昇となることでしょ う。 アメリカではインフレが火を噴いているのです。 今やアメリカ経済には「早期のテイパリング」が必須なのですが、 パウエルFRBは難しい局面に立たされていて、FRBは「早期のテ イパリング」をためらっているようにも見受けられます。 折しも、FRBは6月FOMCで「リバースレポ・ファシリティー」 に0.05%の付利を決定。 すると、このファシリティーに、今では1兆ドル規模の民間の短 期マネーが短期金融市場から待避、FRB内部に「豚積み」されて います!!! 利にさとい金融のプロフェッショナルたちが、確実だとは言え、 リスクテイクを控えて、わずか0.05%の付利を目当てに、毎日 1兆ドル規模もの短期マネーをせっせと行ったり来たりさせてい るという現実は、本当に驚愕すべきことです。 本来ならば、パウエルFRBは、市場期待を裏切ってでも7月28 ~29日のFOMCで唐突にテイパリングを発表しなければなり ません。遅くても8月末日のジャクソンホールでテイパリングを 発表すると予告しなければなりません。 しかしながら、もし、パウエルFRBが来たるべき7月末のFOMC でテイパリング発表をためらうようならば、ためらうパウエル FRBに代わって、民間部門が行動を起こすことでしょう。 ためらうことなく民間部門がその短期マネーをさらにFRB内部へ 待避、「豚積み」を積み増すことでしょう。 民間のじゃぶじゃぶマネーが「FRBのテイパリング」に代わって、 市場メカニズムを通じて短期金融市場の金利を押し上げるわけで す。 かくして、この夏、「FRBのテイパリング」に取って代わって「民 間版テイパリング」と言うべき現象が起きそうです!!!

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 「マクロ金融・資産形成 de あそぼ♪」の筆者:藤井まり子が、金融資産3,000万円以上の読者に向けて送る「富裕層向けの資産形成のプレミアム・レポート」。 第一メルマガ「~de あそぼ♪~」が、「結論と要約だけ知りたいし、具体的に何をしたらよいの教えてほしい」と熱望しておられる愛読者様に、是非ともお勧めです。 この第二プレミアム・メルマガの購読者の方々は、ゴールド会員として、よりきめ細やかなアドバイスも、常時双方向で無料提供します♪ 年金不安なんか、ぶっ飛ばしましょう♪
  • 27,500円 / 月(税込)
  • 毎月 第1金曜日・第2金曜日・第3金曜日・第4金曜日(祝祭日・年末年始を除く)