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佐々木俊尚の未来地図レポート 2021.7.19 Vol.662
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【今週のコンテンツ】
特集
「批判するなら対案を」ではなく「批判するなら理念も示せ」で
〜〜理念にもとづいてニュースを立体的に報道することの大切さ
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■特集
「批判するなら対案を」ではなく「批判するなら理念も示せ」で
〜〜理念にもとづいてニュースを立体的に報道することの大切さ
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「批判をするには対案を」といった意見をツイッターなどでよく目にします。この意見に対して「対案がなければ批判しちゃいけないのか」「明らかに間違ってる事象に対しては、対案がなくても批判するのは当然だろう」という反論もよく聞きます。これらの反論にはわたしは一定の正当性はあると考えています。対案がなくても、誤っているのなら指摘すべきだというのはその通りです。
では批判をするために本当に必要なのは何でしょうか。それは「理念」です。だからわたしはこういう考えを提示したい。「批判するなら理念も示せ」
残念なことに「理念なき批判」が、新型コロナ禍では新聞テレビの報道にあふれかえりました。一例を挙げましょう。これは週刊現代も指摘していたことですが、昨年4月に緊急事態宣言が出た際、朝日新聞は社説でこう書いていました。
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