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第173回 Defiレンディング その1

ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第173回 Defiレンディング その1 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 まず今回は、ビットコインを中心とした仮想通貨の相場に関する動向を紹介する。次に、分散型金融におけるローンのサービスの概要を紹介する。これは「Defiレンディング」と呼ばれている。今回はその1である。 ▼ビットコインの動向 今週のビットコインの相場は370万円台から340万円台の後半の範囲で推移しており、暴落はしていない。比較的に安定的に推移しているように見える。しかしツイッターで明らかになるセンチメント(感情)を見ると、短期的には下落したとしても、今後は強き相場に変化する予兆が出ている。 SNSのデータ分析を専門とする企業、「サンティメント」のデータによると、ビットコインに対するツイッターの全体的な感情は「依然としてネガティブ」であり、ツイッターほとんどのコメントが、さらなる価格の低迷が迫っていると予測している。 しかしビットコインの相場は、一般的なセンチメントとは逆の方向に作用する傾向があるとしている。例えば、ビットコインが史上最高値を更新した1月初旬には、センチメントは楽観的で、さらなる上昇を予測していた。しかし、その後すぐに相場は暴落している。これが原因でセンチメントが再び否定的になると、ビットコインは急騰し、700万円を突破した。 このように「サンティメント」のデータでは、現在のネガティブなセンチメントは、不意をつくような価格上昇の度合いが高いことを意味するという。 もちろんこれは、「サンティメント」という、SNSのデータからビットコインのセンチメントを読み取り、相場の今後の展開を予測する一企業のデータなので、一般化はできない。だが、この会社の相場予測の的中率が高い。それなりに信頼できるように思う。 ●「ファインダー」の予測結果 このような強きの予想は他のサービスも提供している。有力な投資家や専門家のアンケートから相場の展開を予測する「ファインダー(Finder)」というサービスがある。 7月15日に発表された「ビットコイン相場予測レポート2021年以降(Bitcoin price prediction 2021~」というレポートでは、金融、テクノロジー、学界の42人の専門家からなるパネルに意見を求めた。15%の回答者は、ビットコインが世界の中心的な通貨となる「ハイパービットコイン化」と呼ばれている現象は早ければ2035年に起こると見ている。 ちなみに回答者の33%が、10年以内にビットコインが発展途上国で選ばれる通貨になると答えている。一方21%の回答者は、そのレベルの普及は10年以上先になると答えた。 有力なパネリストの一人は、エルサルバドルがビットコインを法定通貨として採用することを決定したことや、ベネズエラでハイパーインフレに対抗する手段として広く使用されていることを例に挙げ、「勢いは増す一方だ」と述べた。また、「ビットコインが国民国家モデルを弱体化させることで、これらの壊れた国が大国よりも早く変貌することにも魅力がある」として、今後のビットコインには非常に楽観的な見方を示した。

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  • ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
  • 昨年から今年にかけて仮想通貨の高騰に私たちは熱狂しました。しかしいま、各国の規制の強化が背景となり、仮想通貨の相場は下落しています。仮想通貨の将来性に否定的な意見が多くなっています。しかしいま、ブロックチェーンのテクノロジーを基礎にした第四次産業革命が起こりつつあります。こうした支店から仮想通貨を見ると、これから有望なコインが見えてきます。毎月、ブロックチェーンが適用される分野を毎回紹介します。
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