第２４８回「結婚と家事」

僕は、週３回、病院で治療を受けていて、担当ナースの 女子たちと、やっぱり、ちょっと仲良くなって、 治療の終わりのひと時とかに、雑談をちょっとしたりする のですが、僕の一番仲良しの担当ナースが、 「彼氏もいないし、結婚する気もない」というようなことを ちょっと僕に言ったのです。 「へええ？なんで？」と治療後のぼんやりした頭で 聞き返すと、「だって、仕事して、疲れて帰った後に、 ご飯を毎日作るとか、いやだし」とか言うのです。 まるで、結婚したら、男性は重荷というか、負荷が増える、 と言わんばかり。男は負担なんですか？ へええ、ナースみたいに、自分で稼いでいる女性でも、 「結婚したら、炊事とか家事は女性の仕事」 みたいに思っているのか？こいつと結婚したら、 自然に、家事全般を引き受けてくれるのか？と感心して しまいました。 今は、男女の役割を組み替える過渡期にあって、 女子も男子と同じように社会に出て、働いて、 ということになりつつあるけど、家事は相変わらず、 女子がするべし、ということは残っていて、 それじゃあ、女子は、仕事もして、家事もしてって、 大変でしょ、とか思うのです。 まあ、男性の中には、家事も分担して、という人も いるんじゃないか、とか思うのですが、積極的に、 「君は、外で、働いているんだし、家事は、僕が全部やるよ」 という男性は少ないと思うのです。 まあ、これから世の中は、どんなふうに進んでいくのか、 わからんけど、少なくとも僕は、彼女ができた時に、 「わああい、これで、身の回りの世話を全部してもらえるぞ！」 なんて叫ぶ男にはなりたくないなあ、とか思うのです。