オリンピックがついに始まったが、大会委員会が何をやっているんだと言ってくらい体たらくが止まらない。
昔のいじめを自慢げに語っていたのが発覚して、開会式の冒頭部分の作曲を担当することになっていた小山田圭吾氏が辞任することになった。
続けて、オリンピック・パラリンピックの文化プログラム「MAZEKOZEアイランドツアー」に出演することになっていた、人気の絵本作家の「のぶみ」氏が自伝で学生時代に教師に腐った牛乳を飲ませたと書いていることが明るみになり辞任を発表。さらに開会式と閉会式のショーディレクターを務める小林賢太郎氏が、大会組織委員会は過去にナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺をやゆするセリフを使用していたとして、開会式の前日の22日に解任された。
このうち「のぶみ」という人は暴走族の総長にもなっていたとのことだが、私自身は、過去がばれるかどうかより、被害者がいるかどうかが重要なポイントと考えている。
たとえば、今の日本では、ほかにも元暴走族のリーダーと称する人間が、平気でテレビに出て、善良な市民の顔をしている。
彼らの中には、暴力をふるったことがないなどと公言する人もいるが、暴力をふるわないで暴走族のリーダーになれるのかとつい疑ってしまう。
弱い者いじめをしたことがないという人もいるが、弱いものいじめでなくても、敵対勢力の相手をぼこぼこにするようなことがあれば、その相手は通常相当のトラウマを受け、PTSDになってもおかしくない。
その被害者はおそらく、彼らの姿をテレビで見るたびに症状を悪化させるだろう。
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