なぜ新聞やテレビの報道は「他人ごと」に見えてしまうのか問題を考える　佐々木俊尚の未来地図レポート vol.663

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 佐々木俊尚の未来地図レポート　　　　　2021.7.26　Vol.663 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.pressa.jp/ 【今週のコンテンツ】 特集 なぜ新聞やテレビの報道は「他人ごと」に見えてしまうのか問題を考える 〜〜虫の視点で世界を見る「バイオジャーナリズム」という可能性 未来地図キュレーション 佐々木俊尚からひとこと EPUBファイル,Kindleファイルのダウンロード先は メルマガ最後に掲載中 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■特集 なぜ新聞やテレビの報道は「他人ごと」に見えてしまうのか問題を考える 〜〜虫の視点で世界を見る「バイオジャーナリズム」という可能性 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　なぜ日本のジャーナリズムが社会から信頼されなくなってしまったのか。さまざまな理由と背景があり、一枚の絵だけで説明できるような話ではありません。一冊の本を書くぐらいのボリュームが必要です。なので今回のメルマガでは、その全体像について語るのではなく、ひとつの要素を提供してみたいと思います。 　それは「新聞やテレビの人が、まるで人ごとのように社会を語ってしまっている」という問題。新型コロナ禍でのさまざまなできごとを考えるとわかりやすい。たとえば昨年の春ごろに最初の緊急事態宣言が出たころ、トイレットペーパーが店頭からなくなってしまうという現象が起きました。