第171号(2021年7月30日号)
『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』
はじめに:
いつもお読みいただきありがとうございます。
また、コメントやご質問、ご相談も頂戴し、本当に嬉しいです。
オリンピック始まりましたね。
23日には東京上空を飛行したブルーインパルスの姿に感動し、その後は、アスリートたちの姿に元気をもらっています。
コロナ感染が拡大し、緊急事態宣言が発出されている折に行うという状況には、
今でも賛否両論あり、無事に終了した後にはしっかりとした議論が必要だと思いますが、
私としてはテレビを通じて楽しめればいいなと願っております。
そんな中、ついに制御が利かないペースでコロナ感染が拡大しています。
ほぼ確実に東京周辺の3県、そして大阪にも緊急事態宣言が出る見込みです。
そしてこれまでとの違いは、若年層の感染者数が多いことでしょうか。
ただ、一般的に“若年層”の死者は少ないというデータも存在し、
深刻度の判断基準を何にするかによって、“実態”の見え方は大きく変わってきます。
とにかく自分から他人にうつさないことが大事だということは、疑いようのない“事実”ですから、気をつけましょう。
さて、今週号のメルマガですが、
まず【1】のコーナーでは、今週から、
交渉・コミュニケーションの際に目指すべき姿として
【正面衝突を避ける姿勢(Non-confrontational attitude)】についてお話ししています。
先週までの内容に通じるところも多いかと思いますが、
商談や調停の際に身に着けておくとよい交渉の心構えと対処法について解説します。
内容は、本編をお楽しみに。
次に、国際情勢ですが、今週もいろいろな動きがありました。
一つ目は、【チュニジアでくすぶりだした内乱の気配】についてです。
原因はくすぶっていた権力争いと言われていますが、大統領と議会与党の正面衝突という状況に発展している情勢は、
なかなか解決の糸口を見いだせずにいます。
今後の事態の展開によっては、北アフリカ全体に伝播していく紛争に発展していくかもしれません。
二つ目は、先週末ぐらいから水面下で議論が活発になってきた【欧米・UNが課す制裁は本当に機能しているのか】
という疑問です。
最近の例では、欧米による対中制裁(関税措置など)が挙げられますが、
実際にどれだけの効果がこれまでにでているでしょうか?
私には見えてきません。
この状況を見ていると、世界各地でこれまでにUNの名の下、そしてアメリカなどの欧米諸国の一方的な宣言の下、
イランやイラク、ミャンマー、パキスタン、そしてロシアなどに課されてきた“制裁”(主に経済制裁)は、
果たしてその目的を達成してきたのかどうかという疑問が湧きます。
今回【2】の【国際情勢の裏側】のコーナーでは、【欧米・UN主導の制裁は本当に効果があるのか】と題して、
ニュースの裏側についてお話しします。
今回もいろいろなお話しをしますが、どうぞお付き合いくださいね。
それでは今週号、スタートします★
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)