「楽観シナリオ」に狂いが生じています。
その背景としては、まずは、想定以上にスローダウンしているア
メリカの経済成長が上げられます。
アメリカの実質GDP成長率は、力強く拡大しているものの、第二
四半期(4-6月期)をピークに徐々にスローダウンしています。
しかも、昨夜発表の「頂点であったはずの第二四半期の成長率」
は、市場予想の8.4%を大きく下まわって、さらにはFRBの「通
年を通して7.0%」という公式見通しさえも下まわって、
「なんじゃ、こりゃ~~~!!!」のわずか6.5%でした!!!
あれほどの巨大ヘリマネをバラマキ続けても、第二四半期の成長
率が大方の予想を大きく下まわっていたことは、プロフェッショ
ナルの間では「脅威」と受け止められています。
プロの間では、「アメリカ経済・長期停滞論(=手をこまねいてい
れば、アメリカ経済も日本経済のようなデフレへと落ちて行って
しまうという悲観論)」が広まりつつあります。
8月のアメリカ株式市場は「大きな節目」になるかも知れませ
ん。
目下の所、アメリカ株式市場では「イケイケの強気の個人投資家」
が未だに健在、「Buy The Dip(押し目を買え)!」を合い言葉に
アメリカ株を買い支えていて、アメリカ株式市場はなかなか崩れ
ません。
一方、プロフェッショナルのほうは「弱気」。
「狂い始めた楽観論」を背景に、短期金利市場でも長期金利市場
でも「質への逃避」が既に始まっています。
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