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ビジ選☆リーダーズ Vol.912『インプット・アウトプットが10倍になる 読書の方程式』(羽田康祐)

ビジネス選書&サマリーリーダーズ
■視点を増やす「視点読書」 ビジネス書を読む目的は「視点」と「法則」を増やしていくことだ。 「視点」とは「何を考えるべきか?」であり、「法則」とは「どう 考えるべきか?」だ。ビジネスパーソンにとって非常に重要だ。 「視点」と「法則」には「何を考えるべきか?」(視点)×「どう 考えるべきか?」(法則)=「あなたなりの結論」という方程式が 成り立つ。 人は「視点」を通してでしか物事を考えることができないのだ。一 方で「視点」を持てても、その視点に沿った形で「どう考えればい いか」がわからなければ、結論にたどり着くことはできない。 そこで「法則」だ。「このようなときはこうなりやすい」「こうい うときはこうしたほうがいい」などの「法則」を数多く知っておく ことで、考えに行き詰った時、大きな助けになるのだ。 ★ 「視点読書」とは「何を考えるべきか?(視点)×どう考えるべき か?(法則)=自分なりの結論」という方程式の前半部分にあたる。 そのステップは、大きく2つある。 まず、ビジネス書から「視点」を発見することだ。「この文章には、 どんな視点が隠されているのか?」という質問をぶつけながら「視 点を発見する感覚」で読み進めていくのがコツだ。 たとえば、書籍の中に「うまく仕事の段取りを進めるにはどうすれ ばいいか?」について解説するパートとして、次のようなくだりが あったとする。 すなわち「仕事の漏れや重複は、作業の一部ばかりに視点が集中し て段取り全体が見えていないときに起こる。まずは、これから必要 になる作業をすべて洗い出しておくべきだ」というものだ。 この文章を読んで「どんな視点が隠されているのか?」質問する。 正解も不正解もない。たとえば、この文章に隠された視点は「段取 り全体の視点」と「部分的な作業の視点」と捉えるかもしれない。 このように自分なりに「視点」を発見できら、ビジネス書のこの文 章が書いてある場所にアンダーラインを引く。そして、余白に発見 した視点とメモを書き加えておく。このメモが大きな役割を果たす。 ★ 続いて「発見した視点」を抽象化してとらえ直す。前出の文章から 「段取り全体の視点」と「部分的な作業の視点」という2つの視点 を発見したとする。 これに対して「幅広く応用できる“概念”に置き換えられないか?」 という「抽象化の質問」をぶつけてみる。この「抽象化」にも正解・ 不正解はないことに注意するべきだ。 たとえば「段取り全体の視点」を全体の、「部分的作業の視点」を 部分の視点と置き換える。こうして特定のシーンから離れ、一般的 意味に置き換えれば「応用可能な視点」になるのだ。 ★ 続いて応用だ。「全体の視点」と「部分の視点」を何に応用できる か?考えてみる。まず「情報収集」という作業に応用することを考 えてみる。 もし、自分の中に「全体の視点」と「部分の視点」がなければ「情 報収集の全体像」を考えず、いきなり絨毯爆撃的に情報収集をはじ めてしまうかもしれない。 すると「何をどこまで情報収集すべきか?」という全体を把握しな いまま情報収集を始めてしまうことになる。だから、終わりが見え なくなる。「いつまでも情報収集が終わらない」状態に陥るのだ。 だから、まず「全体の視点」「部分の視点」を手に入れることだ。 そうすれば、事前に「収集すべき情報の全体像は何か?」に思いを 馳せることができるはずだ。 こうすることで「何を」「どこまで」情報収集すべきか?という「全 体」が定義できる。その結果、モレも重複もなく「部分」に分ける ことができる。結果、効率的な情報収集ができるようになるのだ。

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