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「副業収入は税務署にばれるのか?」 「国民を幸福にしない日本の医療システム」ほか

大村大次郎の本音で役に立つ税金情報
  • 2021/08/01
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●国民を幸福にしない日本の医療システム 日本の医療システムというものは非常にいびつです。 日本の病床数の約80%は民間病院にあります。 国公立病院の病床は約20%しかありません。 これは先進国としては異常なことです。 イギリス、ドイツ、フランスなどの先進国ではほとんど が病床の大半は国公立病院なのです。 アメリカは国公立病院の病床数はそれほど多くはありま せんが、しかし病床の大半は教会や財団などが運営する 「非営利病院」です。 そして、新型コロナで日本の医療は、欧米の数分の一、 数十分の一しか感染者が出ていないのに、たびたび医療 崩壊に瀕しましたが、この要因も「公立病院が少なすぎ る」ことなのです。 大阪で医療崩壊が起き、日本で最悪の死者を出したのも この「公立病院が少なすぎる」ことが大きな要因です。 大阪では、公立病院を「独立行政法人化」するなどで 削ってきました。 「独立行政法人も公的な病院に変わりはない」 と反論する方もいます。 しかし、それは大きな間違いです。 確かに独立行政法人は、公的な補助を受けていますし、 一定の公的な義務も負いますし、一定の自治体のチェ ックも受けます。 が、純然たる公立病院と違って、国や自治体が経営全般 を担っているわけではありません。 原則として病院の経営は「独立行政法人」自身が責任を 持つことになるのです。 だから「商売にならないことはしない」ようになる のです。 むしろ体質としては民間病院に近いものなのです。

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  • 元国税調査官で著書60冊以上の大村大次郎が、ギリギリまで節税する方法を伝授。「正しい税務調査の受け方」や「最新の税金情報」なども掲載。主の著書「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)
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