アメリカでは、9月になれば夏休みが終わり、小中学校が再開に
なります。休業中の母親たちも職場復帰しやすくなります。
さらに、9月になれば「失業給付金の上乗せ部分」が完全に終了、
休業中・失業中のロビンフッターたちがこぞって職場復帰を始め
ることでしょう。
かくして、
「イケイケで株価を史上最高値圏にまで押し上げ続けて来た」ア
メリカ国内のデイトレーダーたちの活躍も、9月になれば峠を越
えるはず。
7月29日のアメリカ商務省の発表では、2021年第二四半期
の成長は、わずか6.5%!!!
「ピークであるはずの第二四半期の実質GDP成長率」は、市場予
想の「8.4%」を大きく下まわって、さらにはFRBの公式見通
しさえも大きく下まわって、わずか6.5%しかありませんでし
た!!!
超の付く巨大ヘリマネをバラマキ続けても、2021年第二四半
期の実質GDP成長率が大方の予想を大きく下まわって、「なんじ
ゃ、こりゃ~~~~!」の、わずか6.5%しかなかったことは、
プロフェッショナルの間では「脅威」と感じている人々が少なく
ありません。
一方、今現在のアメリカの企業業績は絶好調です。
目下のところ、2021年第二四半期の企業業績は、前年同期比
で70%増しとなっています。
とはいえ、アメリカ株式市場は、昨年の第二四半期(4~6月期)
から、「人類は新型コロナとの戦いで勝利する!」という「超楽観
論」に基づいて、「1年後の2021年第二四半期の景気回復と企
業業績の大幅改善」を見越して、それを目標に、その目標を先取り
する形で上昇してきたところがあります。
その目標を堂々とクリアした今、今後のS&P500の企業業績見
通しは、今後とも拡大してゆくとは言え、業績の改善(拡大)率で
は、今がピークと言えるのです。
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