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セクシー心理学GOLD 2021-08-06
第677曲
マインドフルネス・アラーム
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こんにちは。ゆうきゆうです!
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今夜は前回の話のさらなる続きです。
◆ とても重要、マインドフルネス!
さて前回、こんな話をしました。
○ 人間の疲労は「肉体の疲労」と「脳の疲労」に分けられる。
○ そして「脳の疲労」は「ネガティブなできごと」と「マルチタスク」の二
つに分けられる。
○ 人間の脳を何より疲れさせるのはマルチタスク。その逆のシングルタスク
を目指すべき。
○ そしてそのために、今の自分について明確に意識する「マインドフルネス」
を常に頭に置き、今の行動を全力で感じて味わうこと。
今回は、そのマインドフルネスについて、さらに掘り下げていきましょう。
◆ マンガこそがマインドフルネス?
実際に、
「マインドフルネス、マインドフルネスって言うけど、具体的にどんなのか、
やはりまだイメージがつかない…」
「かえってそんなことを考えるのは、ややこしいのでは…!」
なんて意見も出るかもしれません。
そんな時は「マンガ」を思いだしてみてください。
実はマンガの世界というのは、常に主人公にとって「マインドフルネス」です。
たとえばスポーツ漫画などを考えてみましょう。
「うっ! 俺の魔球が打たれた! どうする!?」
「くっ…! あの構えは…! あいつ、あの技を出すつもりだ…!」
「よしっ! その手で来るなら、こっちは…!」
などのように、主人公は基本的に常に、そのときの状況に集中しています。
これが
「あ~…。俺の球が打たれた…。それよりも昨日食べたご飯、もっとオカズが
多かったら良かったな~」
などのような描写だったら、誰もがその作品を読もうとは思わないはずです。
もちろん「ボヤッとしている主人公の描写」とかであれば、そういうシーンも
存在するかもしれません。
ただ最終的に、見せ場のシーンでは、全力でそこに集中するはずです。
最初から最後まで関係ないことを考え、どうでもいいことを描写するマンガを、
自分は知りません(ごく一部のギャグマンガなど以外)。
これは、どんなジャンルのマンガでも同じです。
恋愛マンガなら、ヒロインを見て
「うわっ! かわいい! こんなコと付き合えたらな…!」
ビジネスマンガなら
「あの株が暴落!? このままじゃウチの会社が…!」
などのように、すべての主人公が、そのときの状況にたいして「全力」で立ち
向かい、「全力」で描写します。
そしてこれは、すべてが「マインドフルネス」になっています。
もちろんマンガだけでなく、文学や小説、映画やドラマなど、すべてがそれに
通じます。
そう考えると、多くの人がそれらの作品を読みたがるのは、それを通じて「マ
インドフルネスの世界」に浸ることを求めているのかもしれません。
そしてその世界に浸ってしまうと、誰もが時間を忘れて楽しむことができます。
すなわち
「マインドフルネス=楽しみ」
であり、
「マインドフルネスの状態である限り、いくら時間が経っても疲労をほぼ感じ
ない」
ということになるわけです。
実際、仕事でも勉強でも、深く夢中になっていると、疲れることはほとんどな
いはずです。
いずれにせよ、「マインドフルネスについてイメージが湧きにくい」
という方は
「自分がこの世界に存在するマンガの主人公になった」
と考えてみてもいいかもしれません。
重ねてそれらの作品が楽しいのは、主人公が「マインドフルネス状態」だから
です。
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