父が8月2日に81歳で亡くなった。 数えで享年83歳である。
昨年11月、脳腫瘍の膠芽腫が判明したときには、すでにステージ4で軽い認知症に近い状態になっていた。 この病気はわずか3週間で腫瘍が大きくなるそうで、あっという間だった。 ついこの間まで普通に話していたのに……。
私の父は徳島県美馬町(現・美馬市)出身。 父の祖父の弟が、開拓で北海道の足寄町に来たのだが、跡継ぎがいなかったために、徳島の本家に跡を継いでもらえる人を送ってほしいということで、父が泣く泣く北海道に移住してきた。 家同士の取り決めで、結婚が決まっていた母も4年後に徳島から渡ってきた。 足寄の家に着いたときに「こんなところで住むのか……」とびっくりしたと語っていた。
昭和40年ごろの田舎の家がひどかったのは想像がつく。 父は足寄町議会議員をしたあとに足寄町長選挙に2度挑戦したが、いずれも次点で終わった。
北海道に来た爺さんの弟も村議会議員になって北海道議会議員に挑戦したが、落選したそうだ。 やはり政治家の血が流れてはいたのだろう。
2005年9月、最初の衆院選で落選した翌日に事務所に来て、「1回くらいの落選がなんだ! すぐにあいさつ回りに出るぞ!」と言って、落選翌日から1か月ほど休みもせず一緒に回ったことを思い出す。 巨人の星ならぬ……
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