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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』
第440号2021.8.3配信分
●不思議な感覚とともにオリンピックを眺めている
果たして時代はどっちを向いているのだろう?7月23日の開会式から早12日。
新型コロナウィルス(COVID-19)パンディックに見舞われ、無観客開催という
オリンピック史上初の記録にも記憶にも残ること確実の大会になることは間違
いない。
ウィルスの出所が何処であれ、由来がなんであれ、世界中に拡散した感染症
が短期間で収まらないことは歴史の証明するところ。およそ100年前に猛威を
奮った『スペイン風邪』の発生から収束に至るまで3年を要した教訓に従えば
如何に科学技術が進歩し、医療の近代化が比較にならないほどになったとして
も、相手が肉眼では見えない電子顕微鏡の世界に棲む極小の生命体。寄生する
宿主(として人間)との共生を目指し、変異を繰り返しながら免疫と闘い続け
ている。
楽観は許されないだろうが、撲滅が不可能という冷徹な現実に対処しながら
粛々と前に進む他ない。ウィルスが人類より先に存在していたのは間違いなく、
地球上に幾つあるとも知れない未知の生命体を撲滅できるとは考えにくい。
現実的に刻々と変異するウィルスを消滅させる『薬』は存在せず、ワクチン
には人間に備わる免疫系を活性化させる機能に期待する他ないという。最新の
m(メッセンジャー)RNAワクチンは量子力学が急速に進歩した21世紀に入
ってから注目されるようになった技術だというが、半可通が専門領域を語った
ところで読者の皆さんの役に立つことはないだろう。これ以上深追いは避ける。
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