『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!
VOL.325 / 全国『うつヌケ温泉』探訪記(25)『元湯漆仁乃湯』
2021年8月11日発行
今週の目次
1.コラム~うつうつ湯避行 = 戸隠そば、恐るべし、である……
2.今週の“一湯”両断!= 全国『うつヌケ温泉』探訪記 (25)出雲湯村温泉
3.読者からのおたよりコーナー = 電子書籍出版について
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2.今週の“一湯”両断!
「全国『うつヌケ温泉』探訪記(25)出雲湯村温泉『元湯漆仁乃湯』」
今号の「全国『うつヌケ温泉』探訪記(25)」は、出雲湯村温泉『元湯漆仁乃湯』を取り上げたい。
この温泉は色々な意味で特別の温泉である。 まずここは日帰り湯なのだが、宿もあって、しかし、そこは取材拒否の宿である。 宿の中の写真を撮らせてもらうこともできなかった。
温泉は『出雲国風土記』に「あまねく知られた温泉」であると紹介されている湯である。 この古文書では同じ島根県の玉造温泉を「美肌の湯」としても紹介しており、これが日本最初の“美肌の湯”であることは間違いない。 編纂されたのは天平5年(733)というわけで、日本でも指折りの古湯である。
宿は前述の通り『湯乃上館』が1軒のみ。 僕の知人で、この宿を夏の湯治宿に充てている人がいるが、実に羨ましい限りである。
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