小林よしのりライジング
第406号 その2 2021.8.10発行
第224回「令和3年8月・1週間でこんなにコロナデマ報道!」
「コロナがやる気を取り戻したぞ」と言わんばかりにマスコミは狂喜乱舞している。
ほとんどタガの外れた状態で、ここまで報道は劣化したのかと思うほど、デマや誤報がすごい。
8月に入ってからの1週間で確認された新聞・テレビなどのデマ、誤報、極端な偏向報道をまとめておこう。
■毎日新聞
日本は以前から入院率が高すぎると言われてきた。
欧米の場合は、検査で陽性とされても多くは「自宅療養」を基本としている。
たとえば、昨年12月30日時点のデータでは、アメリカ、イギリスの入院率が2~3%であったとき、日本の入院率は30%以上にのぼっていた(参照記事)。
また、今年7月7日時点のデータでは、アメリカ、イギリスの入院率が0.3~0.5%であったとき、日本の入院率は38.1%だった(参照記事)。
強制的な隔離の原則に基づくまま、過剰入院が行われきたためだ。
そして、その過剰入院の人数をマスコミがそのまま報道し、その中でも特に症状の重い人の様子だけを取材して伝えてきた。
これではいけない。
入院治療は、本当に入院の必要な患者だけに提供されるものであり、家で寝ていれば済む人、医師による治療が必要ない人まで、多額の税金を使って大袈裟に取り扱っていてはならないのだ。
そこで8月2日、ようやく菅首相が入院治療に関する基準を是正すると発表。
すると、即日、毎日新聞が“揚げ足とり”の報道を行った。
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