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中国は「巣ごもり」、テック産業抑制し製造業重視へ 世界覇権狙いより「習政権永続化」

勝又壽良の経済時評
  • 2021/08/12
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非現実的「三人っ子政策」 「寝そべり族」出現の背景 不動産高騰カラクリで破綻 製造業重視政策の落し穴へ 中国が大きな路線転換を図っている。習近平氏は、トランプ米政権の対中貿易戦争を皮肉る意味から、頻りと中国の「市場開放」を宣伝してきた。その中国が、7月に入ってテクノロジーや教育など複数の業界の民間企業を対象に、締め付けを始めた。その裏には、中国の出生率急低下という問題が浮上し、これが引き金になっている。 中国の10年に一度の「国勢調査」によって明かされたのは、将来の国力の基盤を左右する合計特殊出生率(一人の女性が生む子どもの数)が、2020年に「1.3」と公表されたことだ。それ以前は、「1.6」と虚偽の数字を発表してきたが、国勢調査という基本データに基づく算出だけに、偽りのデータ発表が不可能になったのであろう。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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