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第654回 新たに拡大している危険な変異株、異常気象で本格的なインフレは起こるのか?マイヤーの最新コンタクト記録

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…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第654回 新たに拡大している危険な変異株、異常気象で本格的なインフレは起こるのか?マイヤーの最新コンタクト記録 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事の要約 まず最初に、新型コロナウイルスの最新情報をお伝えする。新たな変異株の拡大が始まっている。これが日本に入っているのかどうかは分からないが、注目しなければならないだろう。 次にメインテーマとして、読者の方からのリクエストに答える。日本ではオリンピックをやっていたのでほとんど報道されていなかったが、世界的な規模で大規模な火災が拡大している。アメリカ、カナダ、シベリア、トルコ、ギリシャ、レバノン、アルジェリアなど、さまざまな地域だ。これが食糧生産に影響を与え、食糧危機や、その他の製品の高インフレを引き起こすのではないかという質問だった。今回は、「デジタル人民元」が仮想通貨に与える影響について書くつもりだったが、読者の質問に答えるために、異常気象とその影響を優先することにした。 いま大規模火災が起こっている地域には食料の生産地帯も含まれているので、近い将来の食料価格の高騰と、それに関連した高水準のインフレの発生が懸念されいる。この動きが将来の食糧危機の引き金となる懸念も大きくなっている。もしかしたら、来年の2022年が大きな転換点になるのかもしれない。 しかしながら、希望がないわけではない。大抵どの分野でもそうだが、予測できる危機は起こりにくいか、少なくとも最悪の事態は回避される傾向が強い。それというのも、予測できる危機には事前に対処することができるからだ。これにより、事態の悪化は緩和されることも多い。異常気象などが背景となって起こる食料価格の急上昇にも、すでに対応するプランが出ている。これを含め、この問題の状況を解説する。 最後に、いつも掲載しているスイス在住のビリー・マイヤーの最新コンタクト記録を紹介する。あいかわらずだが、新型コロナウイルスのワクチンの危険性についてだ。いくつかの外部の記事が紹介されている。今回は公開された記録が短いので、全文の和訳を掲載する。 ▼蔓延している新たは変異種の出現 それでは今回の最初のテーマを書く。いつものように、新型コロナウイルスに関係する最新情報である。前回の記事では、イギリス政府に緊急時の助言を行う政府機関、「緊急事態科学者顧問会議(SAGE)」という組織の警告を紹介した。この組織がイギリス政府に提出した報告書によると、このまま新型コロナウイルスの変異が続くと、致死率が35%程度もある毒性が強いスーパー変異株が出現する可能性があるとしていた。 しかしまた、新たな変異株の蔓延が注目されている。これが「緊急事態科学者顧問会議(SAGE)」の指摘するスーパー変異株に該当するものかどうかは分からないが、注意すべきだろう。 ●イータ変異株とインドでの拡大 新たに注目されている変異株は「イータ変異株」だ。これは2020年12月にナイジェリアで初めて確認された変異株だ。いま「世界保健機構(WHO)」の「関心のある変異株」に指定されているが、これからいま蔓延している「デルタ株」と同じレベルの「懸念得される変異株」に格上げされる見込みだ。すでに8月7日の時点で、68カ国で検出されている。 「イータ株」は、「アルファ株」、「ベータ株」、「ガンマ株」に見られる「N501Y」の変異ではなく、「ガンマ株」、「ゼータ株」、「ベータ株」に見られる「E484K」の変異を持つ。さらにこれに加えて「イータ株」は、スパイクタンパクのS2ドメインでフェニルアラニン(F)をロイシン(L)に置換した「F888L」という変異を持つ点で、他の変異株とは異なる。 このような「イータ株」の蔓延が確認されている国のひとつがインドだ。このウイルスに関連した症例が見つかっている。8月5日、インドのカルナータカ州では、カタールから渡航したインド人男性に感染が確認された。また、7月下旬にはインドのミゾラム州でも患者が報告されている。 専門家によると、東南アジア諸国の多くを含め、ほとんどのPCR検査施設が「イータ株」を検査できるようにアップグレードされていないため、感染者はさらに増える可能性があると警告している。また、多くの中東諸国が「イータ株」の蔓延が拡大している可能性も指摘されている。 さらに、ナイジェリアの「イータ株」がインドの「デルタ株」と組み合わさる可能性もあるという。この場合、感染力が強く、ワクチンが生成した中和抗体を回避する一層危険な変異感染者に進化する可能性も指摘されている。 ●「イータ株」感染時の症状 こうした「イータ株」だが、感染すると従来の株とは異なった症状を呈するようだ。「イータ株」に感染した患者の多くは、新型コロナウイルス感染の典型的な症状である肺の炎症に加えて、重度の胃腸障害や憩室炎、そして腸内フローラの異常が見られるという。ちなみに憩室炎とは、大腸内部の憩室という部分に炎症が発生し、それが原因で左下腹部の痛み、圧痛、発熱が症状として起こる病である。 さらに、敗血症や臓器不全を発症し、最終的には心不全で死亡するケースが多く、死亡率は従来型の変異株よりも高くなるという。アメリカの「疾病管理予防センター(CDC)」は次のように述べ、警告している。

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