今のアメリカ株式市場は、バフェット指数から見ても「明ら
かにバブル」。ちょっとのことで崩れやすい「脆さ(もろさ)」が
あります。
そして、9月・10月は歴史的に見てもアメリカ株式市場が下落
しやすい季節です。
さて、
アジアでは新型コロナワクチンの接種が遅れに遅れています。
その結果、アジアではデルタ変異種の感染拡大が酷いことになっ
ています。
この「アジアのデルタ変異種の感染拡大」は、アジアの港湾や工場
を次々と閉鎖や操業停止に追いやっています。
「中国製のワクチンは、欧米製の物に比べると効果が低い?」と
言った「疑念」も、グローバル経済の成長にとっては心配材料。
デルタ変異種の感染拡大がアジア経済をスローダウンさせて、ひ
いてはアメリカ経済や日本経済のさらなるスローダウンを誘発さ
せる懸念があります。
しかも、「アジア発のグローバル規模でのサプライチェーン寸断」
が、グローバル規模での物価上昇を誘発、アメリカ経済や日本経
済にも「スタグフレーション的な物価高」をさらに波及させてく
る懸念があります。
一方、
アメリカのマネーサプライのほうでも、ちょっと心配な現象が起
きています。
アメリカには「マーシャルK」という統計があるのですが、
この「マーシャルK」が3年ぶりにマイナスに陥って、アメリカ株
式市場の「大幅調整への警鐘」を鳴らしています。
サブプライム危機後では、アメリカで「マーシャルK」がマイナス
になったのは、過去二回ありました。
「2010年の欧州ソブリン危機」時と「2018年の米中関税
引き上げ戦争の勃発」時です。
2010年時は、アメリカ株式市場はおよそ16%調整。201
8年時は、アメリカ株式市場は20%弱下落しました。
今現在も、アメリカでは「マーシャルK」がマイナスになってい
て、「大幅調整近し」の警鐘を鳴らし続けています。
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