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言いすぎか!!
弁護士北村晴男 本音を語る
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Vol.123
2021.8.15
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目次
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【1】 『東京オリンピックをTV観戦して
スポーツマンシップを再考した』
【2】 『北村晴男の"素"』
【3】 『番組出演予定
イベント情報』
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【1】 『東京オリンピックをTV観戦して
スポーツマンシップを再考した』
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野球競技で日本が悲願の金
東京オリンピックでの野球競技は、8月7日、日本がアメリカを2対0で下し、正式競技となって初めて、金メダルを手にした。
公開競技だった1984年ロサンゼルス・オリンピック以来、37年ぶりの金メダルだ。
ゲームセットの瞬間、指揮官の稲葉篤紀監督が涙した。そのプレッシャーは如何(いか)ほどのものだったか。
5戦全勝ではあったが、「ひとつも楽な試合はなかった」という稲葉監督。そのコメントからもわかるが、それにしてもすごい試合の連続だった。
一方、ライバルの韓国チームは、3位決定戦でドミニカ共和国に敗れ、メダルを手にすることができなかった。
その韓国では、SNSだけでなく、大手新聞などの主要メディアがこぞって代表チームをバッシングしているようだ。
韓国は抗議したが
ルール上もまったく問題なく、セーフ
特に、日本戦で投げた高祐錫(コ・ウソク)投手が槍玉に上がっている。
問題のシーンは2対2で迎えた8回表。1アウトランナー1塁で打者近藤健介(日本ハム)の打球はファーストゴロ。ダブルプレーか、と思った瞬間、1塁のベースカバーに入った高投手がベースを踏み外し、近藤はセーフ。
そのとき、高投手と交錯しそうになった近藤は1塁ベースを通過後に、フェアゾーンに駆け抜けた。もちろん2塁に向かおうとしてはいない。ゆっくりフェアゾーンから1塁ベースに向かって歩く近藤を見て、まず韓国ベンチが騒ぎ出し、それを受けて高投手がタッチに行ったが、もちろん判定はセーフのまま。
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スポーツ競技にミスはつきもの
ところで、韓国ではベースカバーに入ったが、ベースを踏み外してダブルプレーにできなかった高投手に非難が集中している。
高投手を紹介するプロフィール欄に、「反民族行為者」や「朝鮮総督府総督」などの書き込みがあったという。
野球にミスはつきもの。ミスをあげたらキリがない。
今回の東京オリンピックのソフトボールでの試合でもミスは起こった。
7月22日のメキシコ戦。1次リーグでの壁と言われた強敵。2対1の日本リードで迎えた最終7回、センターを守る元気一杯のキャプテン、山田恵里選手がまさかの落球(記録はヒット)。同点に追い付かれてしまった。
この試合は延長タイブレークでサヨナラ勝利するも、試合後の山田選手に笑顔は無く、かなり落ち込んでいた。
もちろん一生懸命にやっているプレーでの失策。仮にこの試合、負けていたら、エラーした本人は自分のミスが敗因だと自らを責める。エラーした本人がいちばん辛い。
それを知っているチームメンバーは、誰もエラーした選手を非難しない。「次、がんばれ!」と言う。
「怖くて怖くてしかたなかった。オリンピックの試合を重ねれば重ねるほど怖さは増してきて、これがオリンピックなんだと思った」
そうコメントする山田選手は、オリンピックの怖さを知り尽くしている。今回のメンバーの中で、13年前の北京オリンピックで金メダルを手にした3人のうちの1人だ。
25日のカナダ戦では延長8回、満塁の場面でセンター前に打ち返し、日本を決勝進出に導くサヨナラ決勝打。
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