━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
佐々木俊尚の未来地図レポート 2021.8.15 Vol.666
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.pressa.jp/
【今週のコンテンツ】
特集
ロスジェネ新自由主義からミレニアル共同体主義へと転換する日本
〜〜東日本大震災と新型コロナ禍という二つの災いは何をもたらしたのか(前編)
未来地図キュレーション
佐々木俊尚からひとこと
EPUBファイル,Kindleファイルのダウンロード先は
メルマガ最後に掲載中
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■特集
ロスジェネ新自由主義からミレニアル共同体主義へと転換する日本
〜〜東日本大震災と新型コロナ禍という二つの災いは何をもたらしたのか(前編)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新型コロナ禍はワクチン接種が進めば、来年ぐらいにはいったんは終息するでしょう。そしてパンデミックという姿形の見えにくい災害は、忘れ去られやすい。
ちょうど100年前にひろまったスペイン風邪は全世界で5千万人から1億人ぐらいは亡くなったと言われているのに、これを題材にした小説や映画は見事に少ないのです。小松左京の『復活の日』のようなSFでは「路上で人々がバタバタと倒れていく」というイメージでパンデミックが描かれますが、実際にそんなに死亡率が高ければ大規模になるまえに感染は終息してしまう(というのは今回の新型コロナ禍でわたしたちが学んだことのひとつですね)。
現実の新型コロナ禍では、隔離された病床で何が起きているのかを知ってるのは医療従事者だけで、わたしたちは具体的なイメージをパンデミックに対して持ちにくい。だから記憶に残りにくいのかもしれません。それが地震や台風などの目に見える災害とは異なるところです。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)