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ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
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第177回 分散型預金とブロックチェーン その1
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▼今回の記事
いつものように今回も、ビットコインを中心とした仮想通貨の最新動向をお伝えする。これからかなり重要になる可能性の高い動きもある。
次にメインテーマとして、「分散型金融(DeFi)」の分野における「分散型預金」を紹介する。いま銀行などの既存の金融機関に代り、「分散型金融(DeFi)」が金融業の中心になり動きが出てきている。そのなかでも預金は中心的なサービスになる可能性は高い。
▼ビットコインの最新の動き
ではまず今回の最初のテーマを書く。ビットコインに関連する最新の動きについてだ。
中国は2021年5月から6月にかけて、金融の安定性を保つためと称して、内モンゴル自治区、四川省、新疆ウイグル自治区、雲南省などの主要なマイニングセンターで、ビットコインをはじめとする仮想通貨のマイニングを禁止した。
中国当局は2013年以降、ビットコインマイニングの危険性について繰り返し警告を発していたものの、マイニングの全面禁止はマイニング業者にとって予想外のことだった。中国のマイニングに規制当局が介入した理由は、少なくとも3つある。第1は、投機に対抗する必要があること。第2は、「中国人民銀行」のデジタル通貨との競争を排除するため。第3に、環境やその他の社会的損害を防ぐためである。
このようなマイニングの全面禁止処置を受けて、ビットコインは大幅に下落するとの予測が多かった。なかには、ビットコインの存在そのものが終焉するのではないかという悲観的な観測もあった。
しかしながら、そのような予測にもかかわらずビットコインの相場は上昇している。すでに500万円の王台を突破し、次には今年の最高値であった700万円台になる可能性は高いとする観測もある。
●マイニング業者の移転
中国政府によるマイニングの全面禁止処置は、ビットコインの相場にほとんど影響を与えていないようだ。そのような禁止処置があたかもなかったかのように、ビットコインの相場の上昇は続いている。
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