コロナ対応、失敗の本質
「ワクチン依存の限界」
菅政権がコロナ対策の切り札と期待するワクチン接種が、少なくとも1回の接種を終えた人が6千万人をこえ、2回の接種を終えた人も4割近くになろうとしています。ワクチン接種に期待したのは日本の株式市場も同様で、接種率が1割を超えたあたりからワクチン効果を期待しての「買い」が膨らみました。
ところが、その一方で新規感染者数は減るどころか、爆発的拡大を続け、先週末にはついに全国の新規感染者数が1日2万人を超えました。そしてこの感染爆発とともに、重症患者数も急増、全国で入院患者を選別せざるを得ない医療ひっ迫を招いてしまいました。医療の現場からは、とにかく感染者を抑えないことには医療が崩壊するとの危機感が高まっています。
こうした状況に政府は打つ手なしで、専門部会も感染者を減らすために人流の5割減を要請するも、具体策は打てません。五輪期間中にラムダ株が潜入し、やはり日本の水際での管理体制の甘さが露呈しました、デルタ株、ラムダ株に対してワクチンがどの程度有効なのか、不安も多く、日本よりも接種率の高い米国でも、間もなく1日の新規感染者数が20万人に達すると見られています。
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