今週は、2つの大国の経済統計が市場関係者の注目を集めました。
中国の「7月の小売り売上高と工業生産」と、アメリカの「8月の
ミシガン大学消費者マインド指数」です。この2つの統計から、
改めて「世界経済のスローダウン」が懸念されています。
さて、中国国内の新規感染者数は未だ欧米などに比べれば一桁少
ないです。
しかしながら、「北京政府のデルタ変異種への警戒心」は「尋常で
はありません」。「慌てふためいている」と言った感じ。
7月半ば以降、中国では複数の地方都市でロックダウンが早々と
実行されたり、早々と港湾が封鎖されたりと、「成長を押し殺して
でも感染拡大をなんとしても水際で阻止したい」という、「北京政
府の狼狽ぶり」が如実に伺えます。
それもそのはず、中国製のワクチンは欧米製のものに比べると「あ
まり効かない」ことは、つとに有名な話。
直近の習近平政権による「株式市場への過剰なまでの規制強化」
は、「中国経済の陰り」への焦りから来ているものですが、
これに「デルタ変異種への感染爆発」懸念が加わるのですから、
2021年8月は、「中国共産党の終わり」の「始まり」でしょう。
バイデン政権も「新型コロナウィルス・武漢研究所流出説」の証拠
を近いうちに世界に公表、中国共産党を外から揺さぶる予定。
一方、アメリカでは、既に6月から、生産者物価では7%以上のイ
ンフレが猛威を振るっています。
ところが、ここのところの生産者は生産者物価の上昇を消費者物
価に転嫁できていません。
消費者のセンチメントが物価上昇に追いつかないまま、センチメ
ントが悪化しているのです。
折しも、先週末の8月13日発表の「8月の米ミシガン大学消費
者マインド指数(速報値)」は、70.2ポイントへと急低下、大
不況時代の2011年12月以来の低水準に落ち込みまし
た!!!
多くの年金生活者や低額所得者たちは、直近の高インフレで生活
が苦しくなったと感じているのです。
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