…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
第655回 なぜタリバンは勝てたのか?今後アフガニスタンはどうなるのか?パーカーの最新予言
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
▼今回の記事の要約
今回もいつものように新型コロナウイルスに関する最新情報を紹介する。
新型コロナウイルスに有効は治療薬の開発と発見が続いているが、また新たな発見があった。テキサス大学の研究者などによると、サナダムシの感染を治療するための医薬品に含まれる有効成分、「サリチルアニリド」が、新型コロナウイルスの増殖を抑えることに有効であるとの研究結果を発表した。この成分の薬は日本でもすでに安価に販売されているので、手に入り安い。感染した場合の重症化阻止には有効かもしれない。明るいニュースだ。
次にメインテーマとして、なぜアフガニスタンで「タリバン」がこれほど簡単に勝利できたのか、その理由を探る。すると、日本ではあまり知られていないアフガニスタンという国の状況と、今後どうなのかが少し見えてくる。予想されているほど悪い状況にはならない可能性が高い。むしろイランのような宗教国家として、安定する可能性がある。国際的なテロリスト組織の拠点にはならない可能性が高いように思う。むしろ、1978年以前の王政による部族連合の統治に戻るのかもしれない。
そうした政治的に比較的に安定した状況になりながら、中国の一帯一路経済圏に全面的に吸収されるシナリオも十分に考えられる。一方アメリカにとっては、今回のタリバンの勝利は、国際的な影響力が決定的に弱まる大きな契機になった。今後バイデン政権は、同盟国の信頼を維持するのが難しくなり、一層覇権の喪失に拍車がかかることだろう。
最後に、イギリスの著名なサイキック、クレイグ・ハミルトン・パーカーがアフガニスタンに関する予言をしている。これを見ることにする。
▼新型コロナウイルスの新たな特効薬か?
それでは今回最初のテーマを書く。新たな研究から明らかになった新型コロナウイルスの増殖を抑制する薬である。
カリフォルニア州の「スクリプス研究所」と「ソレント・セラピューティック社」、そしてテキサス大学の研究者らは、ナダムシの感染を治療するための医薬品に含まれる有効成分、「サリチルアニリド」が、新型コロナウイルスの増殖を阻害し、炎症を引き起こすサイトカインストームを抑制する効果があることを、マウスを用いた生体実験で明らかにした。
今回この研究チームは、さまざまなウイルスに効果があるとされる「サリチルアニリド」の有効性を試して見ることにした。「サリチルアニリド」にも異なった種類があるが、それらをすべてテストしたところ、ウイルス量を減らし、主要なサイトカインストームを調節し、新型コロナウイルスの感染に伴う重度の体重減少を軽減することができる「サリクレアニリド」を発見した。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)